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(22) 2020/20210シーズン公演(最終更新日:2020.9.4)-------- (大部分の画像は、クリックすると大きくなります)

2020.9.3:「フィデリオ」


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2020.9.3:「フィデリオ」

7ヶ月ぶりにオペラパレスに出かけ、東京二期会オペラ劇場公演(日本オペラ振興会、新国立劇場共催)の「フィデリオ」を観た。 消毒、連絡先の記入、客席の半減等の物々しいコロナ感染対策がとられていたが、オペラ公演が再開されたのは何よりである。
今年は、ベートベン生誕250周年を記念する年であり、二期会の力の入れ方も大きかったと思われるが、歌手陣は国際的な水準を抜く 素晴らしさであった。男声陣では、フロレスタン役の福井 敬(T)、ドン・ピツァロ役の大沼 徹(Br)、ロッコ役の妻屋 秀和(Bs)、 ドン・フェルナンド役の黒田 博(Br)、ヤッキーノ役の松原 友(T)、いずれも持ち前の強靭な美声を響かせ、好演であった。 女声陣では、レオノーレを歌った土屋優子(S)は、2年前の日伊声楽コンコルソ(優勝)時にも目立ったが、特大の声量を誇る福井 敬 と互角に渡り合える豊かな声量を持っているが、響きに若干硬さを感じる場面もあった。マルツェリーネ役の冨平安希子(S)は、 抜群の歌唱力と可憐な容姿で舞台に華を添えた。
一方、時代を18世紀から20世紀後半に移し、壁に閉ざされた世界と自由への願望を、2幕を通して前面の沙幕に短いコメント (主張・解説)や映像を流し強調した意欲的な深作健太の演出は、原作のストーリーともうまく合致し、なかなか説得力があった。
管弦楽は、大植英次指揮下の東京フィルハーモニー交響楽団。(2020.9.4 記)


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