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(22) 2018/2019シーズン公演(最終更新日:2018.9.8)-------- (大部分の画像は、クリックすると大きくなります)

2018.9.7:「三部作」


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2018.9.7:「〈三部作〉外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ」


東京二期会、デンマーク王立歌劇場、アン・デア・ウィーン劇場の共同制作によるプッチーニの「三部作」が新国立劇場、東京二期会、 日本オペラ振興会の3者共催で上演された。この三部作は、2作で上演されることが多く、個人的には本来の3作同時上演に接するのは、 今回が初めてであった。
今公演は、歌手も良かったが、ダミアーノ・ミキエレットの演出の面白さが特に印象に残った。まず、「外套」の舞台に船の姿はなく、 いくつかのコンテナが並んでいるだけであったが、港の作業場の雰囲気は感じられた。驚かされたのは、「外套」から「修道女アンジェリカ」 への移行が途切れなく行われたことである。舞台上のコンテナの側面が引き上げられると、そこは修道院の独房や洗濯場に変わり、 ジョルジェッタ(文屋小百合)は、舞台中央で着替え、髪を切られ、アンジェリカに変身するという奇抜なの演出であった。 「アンジェリカ」の終演後には、休憩があったが、「ジャンニ・スキッキ」の舞台であるブオーゾ邸の豪華な部屋も、フィナーレでは、人や物を 取り込んでコンテナに戻ってしまうという一貫性を持たせた面白い演出であった。
また、ドラマ的には、「外套」でのルイージとジョルジェッタの愛の表現、アンジェリカの狂気と幻想、「スキッキ」での死人ブオーゾ のコミカルではあるが手荒な扱いは、かなりのオーバーアクションではあったが、なかなか説得力もあり、面白かった。
一方、歌手陣は、脇役にも実力者が配され、満足のゆくものであった。 特に初めて聴いたバリトンの今井俊輔(ミケーレ/ジャンニ・スキッキ) 及びテノールの芹澤佳通」(ルイージ)の豊かな美声が印象に残った。 久しぶりに聴いた文屋小百合も(ジョルジェッタ/アンジェリカ)まずまずの好演であった。
管弦楽は、ベルトラン・ド・ビリー指揮下の東京フィルハーモニー交響楽団。(2018.9.8 記)

「外套」  「修道女アンジェリカ」 「ジャンニ・スキッキ」


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