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(22) 2019/2020シーズン公演(最終更新日:2019.9.7)-------- (大部分の画像は、クリックすると大きくなります)

2019.9.6:「ランスへの旅」
2019.9.15:「エトワール」


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2019.9.6:「ランスへの旅」

藤原歌劇団公演(共催:新国立劇場・東京二期会)として、オペラパレスでロッシーニ作曲(1825年)の一幕オペラ「ランスへの旅」が 上演された。このオペラは、ロッシーニ独特の軽妙なメロディーに乗った歌唱が続く名作ではあるが、めったに演奏されない。 その理由として、15名を超えるソリストを集めるのが大変などと言われているが、曲のほとんどを彼自身が3年後の1828年に作曲した 「オリ―伯爵」に転用していることとも関連がありそうに思える。 今公演の17名のソリストは、藤原歌劇団団員が15名、二期会会員が2名であったが、総体的に高水準の演奏で、作品の良さが 充分に伝わった。コリンナ役の光岡暁恵は、 2003年の日伊声楽コンコルソ(3位)や2008年の静岡オペラコンクール(優勝)での好演が記憶にあったが、今回久し振りに 聴いた伸びやかな美声は一層素晴らしかった。メリベーア侯爵夫人役の富岡明子、 フォルヴィル伯爵夫人役の横前奈緒、騎士ベルフィオーレ役の糸賀修平、リーベンスコフ伯爵役の山本康寛、2006年にも同役を歌ったトロンボクノ男爵役の折江忠道、 ドン・アルヴァーロ役の上江隼人等も持ち味を生かして好演であった。
松本重孝演出による今公演では、長大な一幕もののオペラを分割して二幕オペラとして上演したが、特に不自然ではなく、 休憩も取れてむしろ好都合であった。舞台となる保養地のホテルは、豪華ではないが洒落た感じで悪くはなかったが、サロン奥の 白っぽい壁面にはもう一工夫ほしかった。
管弦楽は、園田隆一郎指揮下の東京フィルハーモニー交響楽団。(2019.9.7 記)


2019.9.15:「エトワール」

東京オペラ・プロデュースの主催で エマニュエル・シャブリエのオペラ・ブーフ(喜歌劇)「エトワール(星占い)」が中劇場で上演された。 シャブリエといえば軽快な狂詩曲「スペイン」しか思い浮ばないが、Wikipediaによるとオペラも「エトワール」の他にも3曲作曲しているようだ。 このオペラは、2009年に今回と同じ飯坂 純の指揮下に上演されたが、先約のため観ることができなかったので、今公演には 予備知識ゼロで接した。特に印象に残るアリアはなかったが、全曲を通して軽妙かつリズミカルな音楽は、親しみやすく心地良く響いた。 なおこのオペラは、youtubeでも全曲聴くことができる。 このオペラのストーリーは、星占いの結果に振り回される複雑かつ荒唐無稽なものであるが、台詞部分が当代風のギャグ満載の日本語であったので、 理解しやすく楽しめた。
出演歌手の中では、ウーフT世役の 青柳素晴の声量豊かな美声が圧巻。また、行商の若者ラズリ役の醍醐園佳は、声も良く、 容姿も抜群でまさに宝塚の男役スターの観があった。王女役の江口二美、占星術師シロコ役の米谷穀彦ほかも好演。
一方、八木清市演出による舞台は、回り舞台に乗ったサイケデリックな彩色が施し、抽象化した簡易な宮殿が中心であったが、 ドタバタ喜劇には良くマッチしていた。管弦楽は、飯坂 純指揮下の東京オペラ・フィルハーモニック管弦楽団。(2019.9.16 記)


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