「ヴァンパイア(吸血鬼)」のあらすじ:
吸血鬼であるルートフェン卿は、吸血鬼の首領に地獄行きを1年猶予し、娑婆に残して欲しいと嘆願する。首領は、 その日の深夜までに3人の花嫁を生贄として差出すことを条件に嘆願を聞き入れる。ルートフェンは、 まず手始めにバークレイ卿の娘ヤンテを誘惑し、吸血鬼の洞窟に連込み殺害する。彼女の父バークレイ卿は、 救出隊を編成し、現場に急行する。そして、娘の殺害を糾弾し、ルートフェンに斬りつけ、致命傷を与える。 吸血鬼である彼は、絶命せず、たまたま通りかかった旧友のオーブリーの助けも借り、月の光を受けるため高台に移動し、 快復する。この過程でオーブリーはルートフェンが吸血鬼であることを知るが、かってルートフェンに命を救われた ことがあったので、 この秘密を守ることを誓う。直後、田舎の農民部落で、結婚式に遭遇し、ルートフェンは、花嫁エマに目をつけ、 誘拐し、殺害する。最後に、ダーフェナウト卿の娘マルヴィーナは、オーブリーと恋仲であったが、父の強い意向に従って、 ルートフェンと結婚しようとする。ここで、オーブリーは、勇気を奮って乗り込み、ルートフェンの正体を暴露する。 丁度真夜中の鐘がなり、時間切れとなる。雷光とともにルートフェンは、地獄に落ちる。ダーフェナウト卿は、褒美として、 マルヴィーナとオーブリーの結婚を許可する。