新人議員傍聴記  
香川 ヒサ

今年の統一地方選で、今までになく多数の新旧議員の交代が行われました。 新議員たちがどのような議員に成っていくのか見極めたいと思います。 そこで5日、仕事の合間の丁度空いた時間に新人「宮野ゆみこ」議員の本会議質問があることを知り傍聴に行ってきました。

宮野氏の質問内容、また区長・教育長の答弁内容は区のホームページでご確認ください。

宮野氏の発生、言葉の切れはよく、傍聴人の耳にも届きやすく、理解しやすかったと感じました。 惜しむらくは早口。もう少しゆっくり語ってくれれば、もっと理解しやすいと思う。 30分の質問制限時間を5分猶予も残しての終了は惜しい。これからを期待します。

区長は答弁内容的には例の通りでした。 私も一番興味を持た区長退職金については具体的な質問に対しての答弁が無かった。 教育長の答弁は、たった一分足らずの短いものでしたが、下を向いたままゴニョゴニョと傍聴人まで言葉が届かない。 胸を張って答弁できないのかねぇ。

区長・教育長の後、自席から再度宮野氏の発言があった。 「私の知りたい質問には具体的な答えが無かった。白日の下にさらけ出すのを避けたのか」といった趣旨であったが、区長は苦笑いするのみ。 故遠藤区長の時も前煙山区長の時も、再登壇したり、自席からの再質問に、区長は答えていた。 今の成澤区長になってから、本会議での質問に対しては十分答えているとして、再質問には答えない。 そして各委員会では、区長は議論に加わらない。

そういえばお二人の前区長は、議会の無いとき、「区民と話す会」を頻繁に行っていらした。 遠藤区長は各課の課長を引き連れて。 煙山区長はお一人、または秘書を連れて。 今の成澤区長は、テーマを決めたり、事前に発言内容を提出させたりして、それでも二期の時までちょぼちょぼとやっていたが、三期目は皆無。 総意即答の能力欠如なのか。私たち区民は流れるような答えを求めているのではない。 真実真心のこもった答えを為政者として返答をしてもらいたいのです。

何年か前か忘れたが、千代田区の本会議をたまさか傍聴する機会がありました。(私の実家と本籍は千代田区です。) 質問者の登壇での再質問に対して区長が答弁していましたが、議論になり、担当委員会でその件は議論するということになりました。 そういうところもあるんですよ。

ところで並み居る議席の議員たち。 一番目立ったのは「田中としかね」自民議員。今期トップ当選。 正面向いての大あくび。そののち背もたれに頭を載せ御昼寝。 これは先回までのトップ当選「高山泰三」創議員の姿でしたが、トップ当選すると、こんなにも横柄な態度になるのですかねぇ。